ガリガリでも鍛えたいんです

筋肉皆無の筆者が、筋トレのやり方や食事法を研究

【オリジナル】気まずさの視覚化

無お題コミュニケーション

〔シチュエーション〕アイスブレイク

〔難易度〕★★☆☆☆

〔対象〕誰でも

〔準備物〕なし

〔場所〕何処でも(主に会議室等)

〔人数〕4~5人

 

今回は一風変わったワークです。例えばエレベーターの中で知り合いに遭遇した時、たった数秒間の間であっても無言でいることは気まずいです。無意味に階数表示を見て、その場をしのごうとしてしまいます。このように人間はコミュニケーションができる状況にもかかわらず、できない状態では「きまずさ」というものを感じてしまいます。これは誰でも、どのような場合でも陥る可能性があり、非常に微妙な空気が両者間に流れてしまいます。

この気まずさを打破するためにチームビルディングが存在する訳ですが、今回はそれを逆手に取って、「お題が存在しない状態でいかにコミュニケーションをとれるか」という事をあえて行うものです。

 

【やり方】

①チームメンバーでコミュニケーションをしてもらいます。

 

②自身が「気まずいな~」と感じたら、静かに手を挙げます。

 

③気まずさが消えたらそっと手を下ろします。

 

【工夫】

私の経験上制限時間ごとに参加者の反応は様々です。

5分・・・気まずさを回避する方法が分からず、共通点を見つけ出したところで終了

10分・・・共通点を発見することができて、終盤は手を挙げる人は少なくなる。

15分・・・話題が尽きて、挙手する人が次第に増えだす。

 

グループの性質やその場の雰囲気に合わせて適切な制限時間を設けましょう。

 

【効果】

このワークの肝は、グループ内全員が参加できる話題を提供することです。参加者のうちの2人だけが共通点を見つけても、残りの人は話についていけず、気まずい思いをすることになるでしょう。グループ間で、ファシリテーターがいたり、よくうなずく人がいると話が盛り上がります。「きまずさ」を挙手で表現することによって、視覚的にコミュニケーションの大変さを感じる事が出来ます。

セミナー後の懇親会等、お酒の入ったフランクな場所では活発なコミュニケーションが盛んに行われますが、気心の知れない人と5分話すだけでも非常に大変であることを実感できますよ。

なお、集団のコミュニケーションにおける自然発生する役割については、他の記事で触れたいと思います。